コスト削減は「やり方の数」だけ広がる

コスト削減と一口にいっても、そのアプローチは実にさまざまです。「この品目はもう取り組んでいる」と言っても、実際には1~2人の担当者が思いついた方法を試しただけ、というケースも少なくありません。
なぜかというと、会社の中には“できない理由”がいくつもあるからです。
「他部門を巻き込むと運用が変わってしまう」
「ユーザーからクレームが来るかもしれない」
「役員と仲の良いサプライヤには手を付けにくい」
——そんな事情があると、なかなか踏み込めないものですよね。でも、視点を少し変えてみると、新しい道が見えてくることもあります。私たちのような外部の立場だからこそ、“より安く購入する方法”など、相場感や知見を活かせる部分もありますが、
一方で「社内だからこそできる」アプローチもあります。たとえば、仕様を見直してスペックを調整したり、社内の運用方法を変えて使用量そのものを減らしたり。
こうした取り組みは、外部にはできない強みです。もちろん、そのためには他部門との合意形成や、既存サプライヤとの信頼関係をさらに深める話し合いも必要になるでしょう。でも、その一歩を踏み出せば、会社全体でのコスト削減が「前向きな改善」に変わります。


